
Excelを使ってパスワードの生成をしたい時に使える方法です。
Excelの便利な関数を使用して、ランダム文字を生成していきましょう。
今回のパスワードポリシー
大文字、小文字、数字の3種類含んだ、8文字のランダム文字列としましょう。
よくあるセキュリティに準じたパスワードですね。
ランダム文字列を生成する関数
下記の関数で「大文字、小文字、数字の3種類含んだ、8文字のランダム文字列」を生成する事が出来ます。
コピペで使って下さい。
=CHAR(RANDBETWEEN(48,57))&CHAR(RANDBETWEEN(65,90))&CHAR(RANDBETWEEN(97,122))&CHAR(RANDBETWEEN(48,57))&CHAR(RANDBETWEEN(65,90))&CHAR(RANDBETWEEN(97,122))&CHAR(RANDBETWEEN(48,57))&CHAR(RANDBETWEEN(65,90))

この関数をセルに入力すると、ランダムな8文字の大文字小文字数字が表示されます。

注意点
注意点としては、この関数を入力するごとにランダムな値が生成されるため、生成後は別のセルにコピー&ペーストして、文字列が変更されないようにする必要があります。
セルをコピーして貼り付けの際に、右クリックメニューから「画像の赤枠のボタン」で貼付けをします。これはコピー元のセルの値だけを貼付けする方法です。

関数の解説
=CHAR(RANDBETWEEN(ASCIIコードの最小値, ASCIIコードの最大値))
これは、RANDBETWEEN関数でランダムなASCIIコードを生成して、そのコードに対応する文字をCHAR関数で返しています。
「=CHAR(RANDBETWEEN(ASCIIコードの最小値, ASCIIコードの最大値))
」これでランダムな文字が一文字獲得できるので、関数を8つ繋げて1つにすることでランダムな8つの文字列を生成する事をしています。
ちなみに、ASCIIコード表はこの様になっていて、”10進”の列に位置する数字を指定する事でランダムで取得する文字範囲をコントロールしています。
大文字は65から90までのASCIIコードに、小文字は97から122までのASCIIコードに、数字は48から57までのASCIIコードに対応しています。
ASCIIコード表

使用関数の解説
RANDBETWEEN関数
RANDBETWEEN関数は指定した範囲内のランダムな整数を返す関数です。
この関数は、乱数を用いたデータの生成やシミュレーションなど、さまざまな用途に利用されます。
こちらの記事で解説をしています。
CHAR関数
CHAR関数は、指定された数値に対応する文字を返すExcelのテキスト関数です。
こちらの記事で解説をしています。
以上がExcelで8文字のランダムな大文字小文字数字を生成する方法です。