エクセルVBAのマクロで出るこのエラーの原因は、FileSystemObjectが参照設定に追加されていない為表示されます。
この記事では、FileSystemObjectを使えない状態にある環境を、使用出来るように設定する手順を紹介していきます。
FileSystemObjectとは?
そもそもこのFileSystemObjectってなに?と思う方もいる事でしょう。
FileSystemObjectというのは、名前の通りファイルシステムへアクセスを可能にするオブジェクトの事です。
これを使う事で、ファイルやフォルダの操作が出来るようになり、新規に作成したり、削除したり、移動したり、コピーしたりと行ったファイルやフォルダに対する基本操作が行えるようになります。
そしてこのFileSystemObjectは外部ライブラリという扱いになり、デフォルトでは有効になっていません。
その為、FileSystemObject「ユーザー定義型は定義されていません。」というエラーが表示されてしまっている状態でになります。
それでは、実際に参照設定をしていきましょう。
参照設定を行いFileSystemObjectを有効にする
FileSystemObjectを使用するには、まず「ツール」メニューから「参照設定」を選択し、「Microsoft Scripting Runtime」を選択して、参照設定に追加する必要があります。
手順は以下の通りです。
「ツール」メニューから「参照設定」を選択します。
「参照設定」ダイアログボックスが表示されますので、「Microsoft Scripting Runtime」にチェックを入れます。
「OK」ボタンをクリックして設定を確定します。
実行確認
これで設定は完了です。
参照設定に追加することで、FileSystemObjectが正常に動作するようになります。
先程エラーが出たマクロを実行してみましょう!
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